トムラウシ山登山 2010/9/16

2007年の晩秋以来のトムラウシ山です。
前回に登った時には膝を壊していて、下山のときに激しい痛みに襲われてしまい、その痛みの記憶が強く、トムラウシ山の景観はナキウサギを見たことくらいしか覚えていません。

今回の登山は北アルプス、中央アルプス、南アルプスを歩き回り、十分に足腰に自信を持っての事でした。
それを証明するように、上り下り合わせても7時間足らずの登山でした。

トムラウシ山
天候は、下界は曇天でしたが、運良く登山道から山頂まで雲海の上に突き抜けていて、晴天の登山を楽しめました。
例年なら9/5頃には色づいている大雪山でしたが、この年は、大雪山を初め北海道の紅葉が遅く、幌尻岳や朝日岳に登っても色づいている山はありませんでした。
日本いち早い紅葉は見られないかと思っていたところ、北海道登山の旅の最終日に、トムラウシ山で紅葉を見ることが出来ました。

トムラウシ山

トムラウシ山の短縮登山道の駐車場
トムラウシ山の短縮登山口の入り口。
本来の登山口はトムラウシ温泉東大雪荘にあるのですが、現在はこの短縮登山口を利用する人がほとんどです。
1999年にトムラウシ温泉を訪れた時には短縮登山口はまだなかったようで、東大雪荘まで歩いてきた登山者を見かけました。

カムイ天上から見た前トムラウシ山
トムラウシ山の魅力の一つは、登山道から見える景観の良さがあります。
登山口から1時間あまりのカムイ天上から樹木がまばらになり視界が開けます。

コマドリ沢の登り道
コマドリ沢は涸沢ですが、その下流には水が常に流れている沢があります。
しかし、この日は、秋と言うことと、数日の間、北海道には晴天が続いたために、水量は岩の下を流れる程度にまで減っていました。

前トム平の斜面
前トム平に登る斜面。
驚くほど広大な斜面を一望できます。
この斜面の岩場でナキウサギを見ることが出来ますが、今回は鳴き声を聞けただけでした。
ナキウサギは秋に動きが活発になり人目に触れやすくなりますが、本当に姿を見ることが出来るのは、秋でも夕方なのではないかと思います。前回のトムラウシ山登山では、膝を壊したために下山が遅れ、日没直前に登山口にたどり着きました。
ここを通った時も日は傾いていました。
今回は登りは早朝、下りも昼前と明るい時間帯だったことから、ナキウサギを見ることが出来なかったのだろうと思います。

前トム平
前トム平まで登ると山頂が見えてきます。
この平を進むとケルンの沢山ある石場にでます。

前トム平の岩場と雲海
前トム平の石場と、雲海に浮かぶ石狩連峰。

前トム平の岩場
前トム平の石場。この石はとても大きく1mから数mあります。
石の上を飛ぶように渡ります。石場になれていれば怖くもないのですが、初めて通る時には少し驚くところです。

トムラウシ公園
トムラウシ公園越しに見えるトムラウシ山。
トムラウシ公園まで一度下らなければならないのがつらいですが、とても美しい景観を楽しめます。

トムラウシ公園
これがトムラウシ公園の鞍部。

南沼の分岐
南沼の分岐。
前回の登山は10/3でしたので、この辺りは雪が多く積もっていました。
場所によっては膝上までの積雪がありましたが、さすがに9月中旬では積雪は見られません。

トムラウシ山の山頂
南沼の分岐から山頂までは岩場を登ります。
ここまで石場はあっても垂直に近い角度の登りは無かったのですが、最後に三点姿勢を取りながら登る岩場が登場します。

トムラウシ山の噴火口
山頂には噴火口があり、その外壁が崩れています。
崩れた外壁が、他の山から見るとピークに見えます。大雪山の旭岳から見るとピークは3つに見え、石狩連峰の音更山から見るとピークは2つに見えます。見る角度によって山容が変わってきます。

トムラウシ山の山頂から見た十勝連峰
山頂から見た十勝連峰。
手前のオプタケシケ山の膨大な山容が後ろに続く、十勝岳から上ホロカメットク山、富良野岳を隠しています。

トムラウシ山から見た大雪山
山頂から見た表大雪の山々。
左から旭岳、御鉢平の上に浮かぶ北鎮岳、右の盛り上がりが白雲岳。

トムラウシ山から見た石狩連峰
山頂から見た石狩連峰。

トムラウシ山から見たニペソツ山とウペペサンケ山
山頂から見たニペソツ山(外壁のすぐ右)とウペペサンケ山(奥やや右)。

トムラウシ山のキタキツネ
下山後、登山口から林道を走っていたときに見つけたキタキツネ。
キタキツネと言えばエキノコックスにほぼ100%感染しているので触れることは出来ないのですが、見ている分には愛嬌のある可愛い動物です。
もっともわたしは、オンネトーの野営場で、買いたてのテントを引き裂かれたことがあります。頭がよいのでテントの中に食べ物があることを学習しているみたいです。人を恐れない分、ヒグマよりも質が悪い動物です。
この後、苫小牧のフェリーターミナルまで移動して、その日のうちに北海道に別れを告げました。

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トムラウシ山登山

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